月別アーカイブ: 2018年5月

宝石の採掘(Gem Mining)について

4年2か月間滞在していたスリランカは宝石の産出国なので採掘場を見ることがありました。

スリランカ国内では色々な場所で宝石が産出されていますが、一番有名なのは世界遺産の霊峰スリ・パーダの近く、ラトゥナプラ(Ratnapra)です。

見学したのは鉱山を切り崩したような場所ではなく平地に井戸のような穴を掘って採掘していました。

入口には、受け取る人が居て、地下には一人か二人の人がザルに宝石が含まれていると思われる土を入れ、地上で洗い、選別するという方法でした。宝石は比重で鑑定する方法がありますが、長年採掘をしてきている人たちは、原石の色、結晶の形、比重などでで判るのです。

ラトゥナプラには、採掘した宝石を直接売買できる場所があり、そこで取引が行われます。

そこの人は、宝石を舌の上に置いて、重さや感覚で判断する人がいると聞いたことがありましたが、本当でしょうか?

勿論、鑑定士さんは居ますが、長年の経験で、宝石の種類を判断している人が多いです。

私が住んでいたコロンボ(Colombo)のアパートの隣人も宝石商でしたから、時々お邪魔して宝石を見させてもらいました。そこのディーラーさんも鑑定士ではありませんでしたが、プロの宝石商で色々な国のの宝石商と取引を行っていました。ラトナプラからもほぼ毎日、宝石商が来ていました。

キャンデー(Kandy)という日本でいう京都のような古都がコロンボより北の中央部にあります。スリランカは紅茶でも有名ですが、京都の宇治とKandyは姉妹都市なので、宇治から来られたボランティアの先生とそこの市長を訪ねる機会がありました。市長の家でお昼を御馳走になり、歓談していると、庭の池からも宝石が採れるんだと見せていただきました。産地とは言えないまでも、各地に採れる場所があるようです。色々な種類の宝石があり、長い歴史の中でそれぞれの宝石の作られ方が違うためです。

インドネシアにも、スラウェシ島や、カリマンタン島に宝石の街があります。残念ながらそこは訪ねるることができませんでしたが、ジャワ島の内陸に天然ガラスやメノウ、水晶などが採れる地域があり、訊ねたことがあります。

数軒のお店があるのですが、そのうちの1店は、人工ガラスを大きめに砕いて原石として売っていました。その一帯は天然ガラスも取れるのでそんなことをする必要があるのかわかりませんが、こんなに大きい天然ガラスという事で高く売っていましたが、いかにも人口ガラスでした。店頭には、他の鉱物が入った天然ガラスも展示されていていましたから、人工ガラスに価値が無いわけではありませんが、残念な詐欺商売でした。

その近くでは、木の化石が採れる場所があり、大きな木の切り株のように人が座れるくらいの化石も多く置かれていました。わたしも記念に1点買いました(写真1)が、店主がもっと古く価値の高い化石があるといい、お店の奥から持ってきてくれた木の化石(写真2)。光沢を見ると、歴史を感じます。

写真1

写真2

宝石の勉強をすると、色々な原石や宝石の生い立ちにも興味が出ます。実際の採掘現場やそれをカットする場所を見ることができたのは、貴重な体験でした。

 

 

 

0

工具 ー やすり

WAX 、地金共に使い勝手のいいやすりがあります。

私はこの日本製のやすりを多く持っていますが、最近は工具店では海外製のものが多く売られていて、昔ながらのこのようなやすりはほとんど見ません。

私の知っている限りでは御徒町の工具店で売られていますが、そのお店によると、このやすりを作る職人さんは、ご高齢で伝承する人も居ないので、今後この工具は仕入れられなくなるでしょうね。。とのことでした。

どうして使い勝手がいいかというとサイズ、形が各種ある事と、目立てがいいので切れ味がいいです。

また、やすりの柄を握ったときに安定感がある事、側面がシャープな為かとても使い易いです。

写真右側のように極細のやすりは細部の削りには最高にいいです。

私は、沢山やすりは持っていますが、作業に合う使い易いものしか使いませんので1つの作業で使うのはほんの数本です。

日本の職人技が光るこれらのやすりが無くなってしまうことはととても残念な事です。

 

 

 

 

 

 

 

 

0