月別アーカイブ: 2018年7月

ワックスで作る

私の一番得意とするのはワックス・ワークです。

ワックスのカーヴイング(ワックスからの削りだし)と熔かしたワックスや形取りしたワックスをプラスするなど。。

石枠などは金属から直接作った方が早く綺麗に仕上がる場合がありますが、石の形や裏側が複雑な場合、厚い金属を曲げたようなデザインなども容易に形作れます。

また、表面に雰囲気の柔らかい模様を足したい場合などにも適しています。

 これは手書き文字をワックスに入れたものです。勿論、金属に彫刻で文字を入れることはできますが、この様な手書き風文字はワックスならではです。

また、ワックスでしか表せないようなテクスチャーも組み込むことができます。

 柔らかい葉の抑揚と爪も水滴をイメージした粒状に。

形を作った後に表面を少し熔かしたり、凹凸を付けるなど。

あらかじめ、テクスチャーをコピーした面を使い形作る方法もあります。

 この中央・横に渡ったテクスチーは植物からコピーしています。そのテクスチャーをヒントに想像を広げて形作ります。

以前には、お取引先業者さんの試作としてワックスでモデルを作り、形を確認して貰うこともありました。でもそれは、仕事でワックスモデルを多く見ている業者さんだから完成品のメタルをイメージできるのだと思います。

一般的にワックスモデルを見慣れていないエンドユーザー様の場合、「綺麗!」とか 「このまま飾っておきたい!」との反応もありますが、製作途中のワックスで修正等があるかどうか確認を取りたくても「分からない」と仰る方が多いです。ワックスと金属とでは色や材質が違い過ぎて、ワックスモデルが、おもちゃのように感じたり、完成後の金属アイテムを想像するのが難しいのでしょう。

ワックスは、作業を進めていくと変形したり、壊れやすいというリスクはありますが、裏抜きや、削り取りが容易で、何といってもワックスを盛っていくことができる自由があります。

また、ワックスで試作を重ねると、発想も柔らかくデザイン性が豊かになるように感じています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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