月別アーカイブ: 2018年9月

工房・周辺・片付け

昨日は、大型台風前の良いお天気だったので、急遽、庭の作業をしました。

ずっと気になっていた工房周辺の植木の片づけ、剪定、植え替えをしました。

来られたお客様、自分自身が気持ちよく過ごすために始めたガーデニングですが

雑草も植木もどんどん育ち、つるバラなどもマメな手入れが必要です。

植物の剪定やバラの管理は、次のシーズンを予測して(夢見て)、現時点の作業をすると言われています。

工房は、

2012年にインドネシアから帰り、物置として使っていた小屋を手作り改装しました。

小屋の周りを何日も歩き回り、どんなふうに改装しようかと考えました。

近所の人は何をぐるぐると歩き回っていることかと不思議だったようです。

玄関の位置、窓の位置、工房周りのイメージを決め作業に取り掛かりました。

改装は、父が建築士の資格を持っていましたので、お願いしました。

当時、父は病を押して作業してくれました。

設計は、トラス・小屋組みを生かし、吉田松陰の剣道場を真似て私が設計しました。

内・外装のペンキ塗りも自分で行いました。

ジュエリーの制作は、1日の長い時間、作業台に向かいますので,十分な明るさで作業できるよう作業台を置き、

仕上げは、羽布や洗うためのシンクを横に配置して作業の流れを考えました。

工房の周辺は、つるバラや季節の花は、来られたお客様に気分よく足を運んでいただけたらと考え植えました。

その頃の計画を想うと、時々雑草に負けて、恥ずかしい状態になります。

1日中、細かいものを見て作業をしたり、インターネットを覘く時間も多くなりました。

1日1回でも土に触るのは、体の静電気を逃がし、気分転換にもなるので、体にいいそうです。

お世話になっている整体師さんが教えてくれました。

体力が落ちたと感じているので、

このところ、速やかな仕事開始と効率的に進める工夫をしています。

まず、ものを探したり迷う時間を極力少なくするために工房内外を片付けています。

必要のないものを見つけて捨てるというよりは、必要なものの為に要らないものを整理する感じです。

それから、細工作業はなるべく午前中に集中するようにしています。

12月、来春には展示会の予定がありますので、楽しさも取り入れ、仕事、ガーデニング共に効率よく、気持ちのいい空間を心掛けています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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真珠のお手入れ法

涼しくなりイベントに着けて行きたいと仰って、お持ちのパールを持ってこられる方が多くなりました。

6月の誕生石がパールという事もあり、ご結婚ブライドとゲスト用、入・卒業式など、春がパールの季節というイメージがありますが、秋に入り、クラスップが壊れてしまったり、糸が切れたパールネックレスの修理が多くなっています。

夏は、首回りの汗が気になリ、冠婚葬祭以外にパールネックレスを付けるのが億劫になりがちですが、涼しくなると気兼ねなく着ける事ができます。

パールは汗や酸に弱いので、使用時パールに汗が付いた時には、まず柔らかい布かティシュペーパで乾拭きしてください。

その後、ティッシュペーパーに純度の高い消毒用エタノールを浸け、クラスップも含め軽く全体を拭いてください。

*パールネックレス  *お手入れ用アルコール。。。小ボトルもあります!

ですが、イミテーションのパールに関しては、アルコールで拭いた場合に白く変色することがありますのでご注意ください! 素材によっては、表面が剥がれてしまうこともあります。

イミテーションには、プラスティック、ビニールコーティングなどが施されたもの、コットンパールなど、異素材を使って海洋・淡水真珠のように見せたものがあります。

水にも弱い素材がありますので、それらは乾拭きにとどめてください。

真珠は,海で育った海水真珠と池や川などの淡水で育った淡水真珠がありますが

今のイミテーションは、本真珠に似せるために、天然や養殖真珠に見られるようなエクボと呼ばれる窪み凹や突起凸を表面にわざと作っているものもあります。

一見、クオリティーの低い養殖真珠と区別がつきにくいです。

また、‘’真珠は持ち主と一緒に歳を取る”といいます。

管理状態に寄りますが、少しづつ照りや色が褪せていきますので、汗などが付いた時には、是非拭き取りを忘れずに行ってください。

また、パールを身に着けてから香水を使うことも気を付けてください。

パヒュームなどの香料やお化粧品の成分がパールに付くことでパールが変色することがあります。

代々、親から受け継いだパールを着ける、アンティークなパールを着けこなすのも素敵です。

長く使えるように、お手入れはお忘れなく!!

 

 

 

 

 

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教えて教わる❣

ニューヨークに短期間だけ住んだことがあります。

その時、こんなマグネットを買って来ていました。

最近は、新たな生徒さんがいらっしゃるようになったお陰で

自分が彫金教室で教わって居た頃や、会社で仕事を覚え始めた頃を思い出します。

週末の教室は、時間が短いですが、一期一会、出来るだけ作ることを楽しんでいただけたらと思います。

教室で「最近物作りに興味が出てきたんです。」とか

「私は、不器用なんですが作れるでしょうか?」などと生徒さんに訊かれると

初々しさを感じます。

そういえば、私も器用ではないです。。

若いころ、自分は器用じゃないけど大丈夫だろうか?とか

この仕事でいいのだろうか?などと考え込むことが無かったのです。

その後、思わぬことが起きたり、凄く器用な人を見たり、才能あるユニークな人に会ったり、

仕事の大変さを知って、後には悩んだり考えたりはありましたが、、

最初は、ジュエリーを作ることが楽しくて好きで、それで一杯だったので

不安を感じる隙間が無かったのだと思います。

私が会社で細工の仕事を教わり始めた頃は、

会社が人を育てる豊かな時代だったように思います。

職人さんたちは、人と接するのが下手だったり、

一見は頑固で堅物な人が多かったですが、心根の優しい人ばかりでした。

仕事、作業優先につき、学校で教わるようなカリキュラムは無いので、狭く深く教わりました。

基礎を教わった後は実践でやすり作業やパーツなどを作り、分からない箇所を訊いて習得でした。

「作業は盗んで(見て)覚えろ!」と言われましたが、最終的には作業を傍らで見させて貰いましたので、仕事中、先輩たちは大変だったことでしょう。

工場内には各部署がありましたので、厳しい躾と優しい指導の下、大勢の上司の仕事を見ることができて本当に良かったです。

その後、工場内では未だWAXから原型を作る人が少なかったので、デザイナーからの新作をWAXで作る仕事が多くなりました。

スリランカやインドネシアでジュエリーを指導する経験をしました。

その時は精いっぱいだったので分かっていませんでしたが、

教えていたつもりが教わっていたことにじわじわと気づきます。

教える前には一度自分の知識を整理して考え、調べますので、学び直しになります。

学生に伝えて、質問を受けて、クリアになる事も多く

行動や作業を試みて、新たな発見もありました。

当初スリランカには、職業カーストが残っていて、

手を汚す作業や土を触ることは嫌われていたので、

ジュエリーや、セラミックスを大学で教わること自体が低く評価されていました。

そういう身近な社会風潮を少しづつ変えたいと思い、

「学生たちは,大学でデザイン性を持って、こんなものを自ら作っています!」と広く周囲に知って貰うようにしました。

定期的に校外のスペースを借りて展示会を行い、社会的な評価を少しづつ上げるようにしました。

学生たちは、最初戸惑っていましたが、年々、積極的な広報を行うようになり驚かされました。

また、回を重ねるたび、堂々としていく学生たちが誇らしく思えました。

さらには、海外に留学して学ぶ学生も現れ、嬉しく励まされもしました。

教えていたつもりが、いつの間にか教わっていたのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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真珠について - 成り立ち・選別 ①

18歳から26歳まで、田崎真珠株式会社に居ました。

3年ほど、赤坂・溜池ビルで真珠を沢山見ることができました。

そこまで遡って思い出すことはなかなか無いのですが、

ここのところパールの糸替え依頼が多いので、思い出した事やパールについて書きます。

一番初めの私の仕事は、パールの選別や 連組(れんぐみ)作業でした。

連組というのは、大体の大きさを揃えた沢山のパールの中から、厳密に大きさや色を合わせていく作業です。

私の仕事は、4分の1mmサイズごとに分けられたケースに入った沢山のアコヤ真珠を連台に乗せ

大きさを更に整え、近い色目・品質のパールをネックレスに使用する長さ分選び出したり、

例えばパールをブローチにセットする場合は、セットする個数分を色目合わせをしていました。

パールは、ご存知のように球体やバロック(変形)ですが、ネックレスでしたら糸を通す穴が貫通(両穴)していますから、色合わせは、その穴に対してパールの側面で色を合わせます。

リングやタイピンなどに付ける場合は、穴(片穴)に対して頭で色合わせをします。

パールは側面と頭(トップ)部分では微妙に色が違います。

1つ1つのパールの一番綺麗な顔が表に出るようにしています。

連組や表になる面を決めた後、それに合わせて穴あけをする場合もあります。

デザインによって穴の位置が決められないものもありますから、その場合は無穴パールも保管されます。

それらの向きも合わせて、色、品質を揃える必要があります。

連組は、北側の窓に向かって作業をします。

それは、北側から射す太陽光が一番安定しているので、色が見え易い為です。

選別作業をして居た頃は、私はデザイナーになりたくてしょうがない時だったので

正直なところ、毎日パールだけを見ているのは嫌でした。

ですが、今は一日中パールを見ていても飽きません。

その貴重な経験のお陰で、パールの品質が分かるようになり、私の財産になっています。

パールは御木本幸吉氏(ミキモト)が養殖真珠を確立しました。

2枚貝であれば、貝内でパールができる可能性があります。

天然パールは、たまたま母貝内の一部に入り込んだ虫や砂などの異物を

貝が排出したくてもできななくて。。?

どうしてパールが作られるかというと、コンキオリンという物質を体内から出してその異物を包み込む作用からです。それが数年でパール層になります。

層が作られる為、光が虹色に見え、独特のパールの色味になる訳です。

養殖パールは、天然パールの虫や砂の代わりに人工的に作った核を母貝に挿入して作られます。

核が無く作られるパールもあります。

天然パールは、偶然の異物侵入と管理されていない大自然、海で作り上げられるので大変希少です。

養殖真珠も、現在は海の温度や潮のコンデションが変化しているので、真珠貝の健康管理は大変なことです。

そんな自然からの贈り物&養殖作業者さんの苦労の賜物なので、一粒一粒が違い美しいのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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