教えて教わる❣

ニューヨークに短期間だけ住んだことがあります。

その時、こんなマグネットを買って来ていました。

最近は、新たな生徒さんがいらっしゃるようになったお陰で

自分が彫金教室で教わって居た頃や、会社で仕事を覚え始めた頃を思い出します。

週末の教室は、時間が短いですが、一期一会、出来るだけ作ることを楽しんでいただけたらと思います。

教室で「最近物作りに興味が出てきたんです。」とか

「私は、不器用なんですが作れるでしょうか?」などと生徒さんに訊かれると

初々しさを感じます。

そういえば、私も器用ではないです。。

若いころ、自分は器用じゃないけど大丈夫だろうか?とか

この仕事でいいのだろうか?などと考え込むことが無かったのです。

その後、思わぬことが起きたり、凄く器用な人を見たり、才能あるユニークな人に会ったり、

仕事の大変さを知って、後には悩んだり考えたりはありましたが、、

最初は、ジュエリーを作ることが楽しくて好きで、それで一杯だったので

不安を感じる隙間が無かったのだと思います。

私が会社で細工の仕事を教わり始めた頃は、

会社が人を育てる豊かな時代だったように思います。

職人さんたちは、人と接するのが下手だったり、

一見は頑固で堅物な人が多かったですが、心根の優しい人ばかりでした。

仕事、作業優先につき、学校で教わるようなカリキュラムは無いので、狭く深く教わりました。

基礎を教わった後は実践でやすり作業やパーツなどを作り、分からない箇所を訊いて習得でした。

「作業は盗んで(見て)覚えろ!」と言われましたが、最終的には作業を傍らで見させて貰いましたので、仕事中、先輩たちは大変だったことでしょう。

工場内には各部署がありましたので、厳しい躾と優しい指導の下、大勢の上司の仕事を見ることができて本当に良かったです。

その後、工場内では未だWAXから原型を作る人が少なかったので、デザイナーからの新作をWAXで作る仕事が多くなりました。

スリランカやインドネシアでジュエリーを指導する経験をしました。

その時は精いっぱいだったので分かっていませんでしたが、

教えていたつもりが教わっていたことにじわじわと気づきます。

教える前には一度自分の知識を整理して考え、調べますので、学び直しになります。

学生に伝えて、質問を受けて、クリアになる事も多く

行動や作業を試みて、新たな発見もありました。

当初スリランカには、職業カーストが残っていて、

手を汚す作業や土を触ることは嫌われていたので、

ジュエリーや、セラミックスを大学で教わること自体が低く評価されていました。

そういう身近な社会風潮を少しづつ変えたいと思い、

「学生たちは,大学でデザイン性を持って、こんなものを自ら作っています!」と広く周囲に知って貰うようにしました。

定期的に校外のスペースを借りて展示会を行い、社会的な評価を少しづつ上げるようにしました。

学生たちは、最初戸惑っていましたが、年々、積極的な広報を行うようになり驚かされました。

また、回を重ねるたび、堂々としていく学生たちが誇らしく思えました。

さらには、海外に留学して学ぶ学生も現れ、嬉しく励まされもしました。

教えていたつもりが、いつの間にか教わっていたのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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