個性を生かすアプローチ

4月5月に向け、個性的な石枠をWAXで作っています。

原石など、石のテーブル・ガードル・ボトム部が不定形で複雑に入り組んでいるものが多いのすが

せっかくの個性的な石達なので、それが一番綺麗に見え、イメージに合ったデザインにと思うわけです。

原石では、形、色の他、結晶上の特徴が表面に現れたり、内側に見えることが多くあります。

例えば、内側にもう一つの結晶が入っていたり、一定方向に結晶面が向いて

光を受けた時に美しく引き立つ面があるのです。

 ドロマイト原石と石枠(ペンダントトップ)

どの面を見せ、何にしたら、一番個性が引き立つだろうか?と考えます。

また、石の弱い部分もガードするように作ります。

その点は、石の特徴を知っているべきです。

個性が現れた一番魅力的な面を表に、側面なども生かして作りたいものです。

最初に、季節やテーマなどコンセプトに合わせてデザインを考えますが、

石に合わせたデザインを進める時、ワックスで作るのは、色々な試みができ、

作り手からのアプローチが楽しめます。

 ペリドット原石と石枠

ワックスは、全体から細部へ削り込んで作るので、地金から組み立てて作る場合とは違い、

見る人が全体のイメージをし易いです。

原石に限らず、石は光を受けて輝き色が明るくなるので、上の写真のように石座に、腰(コシ)と言いますが、窓枠のような光取りを作ります。(窓枠を作らない方が色が鮮やかに見える石もあります。)

その窓枠も一般的には直線的で長方形ですが、石に合わせた切り取りをするのもデザインの内なので、石を引き立てるように考えるのが楽しいです。

また石を留める爪も、デザインの内なので、なるべく目立たせない、または目立たせる工夫もします。

 ワックスペン:ペン先にワックスを取り溶かして使います。

ワックスは溶かして複雑な形に添わせることができるのでユニークなラインや柔らかいカーブを作りだすことに向いています。

工程としては、キャスト(鋳造)が入りますので、その分の時間が掛かる事と全体が少し縮む事を考慮して作る必要があります。

また、柔らかいので当然壊れやすいですが、自由に作れて試せるところがいいところです。

柔軟性もありますので、座として、石を傷つけず、合わせやすいのも特性です。

ワックスは、色別でやや柔軟性は違いますので、作る対象に合わせて使うと良いです。

非力な作り手にも向いている素材だと思います。

 

 

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